【高野龍昭】処遇改善加算は来年度から新体系へ 想定される方向性と介護現場への影響、政治判断の行方
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以下、JOINT介護ニュースのリンク先の要約です。来年度の処遇改善加算の加算率上乗せは期待できそうですが、本体報酬の期中改定についてはやはり厳しいものとなりそうです。物価高騰、人件費高騰に対応する事業所運営については今後益々厳しさを増していきそうです。
処遇改善加算、2026年度からの新体系への移行とその背景
1. 現行制度の延長と来年度以降のスケジュール
- 現行の処遇改善加算(加算率や算定要件など)は、2024・2025年度の2年間分として据え置かれ、2026年度分から新たな体系が導入される予定です。(介護ニュースJoint)
- 社会保障審議会などでの議論が間もなく始まり、年末に意見集約、年明けには新体系の概要が示され、施行は2026年度当初からとなる見込みです。(介護ニュースJoint)
2. 背景にある政治判断とその意図
- この「2年分措置」は、物価高騰と他産業の賃上げを背景に、介護従事者の処遇改善を安定的に進めるため、岸田政権による異例の政治判断でした。(介護ニュースJoint)
3. 2026年度以降の方向性(「骨太方針2025」を踏まえて)
- 成長戦略として賃上げ政策重視の中で、保険料負担の抑制とともに、公定価格引き上げなどの処遇改善が推進されます。(介護ニュースJoint)
- 加算率の上積みに期待が持てる一方で、要件(職場環境やキャリアパス、給与水準改善など)は、さらに厳格化される可能性があります。(介護ニュースJoint)
- 特に注目すべきは「アドバンスト・エッセンシャルワーカー」という新概念の導入。デジタル技術を活用して高い生産性を発揮できる介護・医療従事者に対して、より高い賃金を支給する仕組みを示唆しています。(介護ニュースJoint)
- さらに、2026年度からは「介護情報基盤の整備」によるICT/DX化が義務化される見込みで、新処遇改善加算によってこれらの整備を後押しする動きが強まると予測されます。(介護ニュースJoint)
4. 介護報酬本体の期中改定の可能性は低い
- 多くの介護事業者が望む報酬本体(基本報酬や加算など)の期中改定については、現実的には極めて実現可能性が低いと見られます。(介護ニュースJoint)
- 「骨太方針2025」には期中改定への言及がなく、行政運営の“無謬性(過ちを認めない文化)”が強く影響しているとされています。(介護ニュースJoint)
- これを覆すには、政治判断や立法府の直接介入などが必要ですが、参議院選で力を増した野党の方向性(現役世代の手取り重視)から考えると、報酬アップに直結する政策の動きは難しいかもしれません。(介護ニュースJoint)
まとめ
- 制度変更のタイミング:現在の体系は2025年度まで、2026年度から新体系に移行予定。
- 期待される改善:加算率の引き上げ可能性あり。ただし、事業者にはより高い生産性・DX対応が求められる。
- 目玉ワード:「アドバンスト・エッセンシャルワーカー」=デジタル活用により高待遇が狙える介護従事者の新たな定義。
- 報酬本体の変動は不透明:期中改定の可能性は低く、政治や法改正による大きな動きが鍵。
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